遺産の分け方と”もめやすい相続のパターン”

みなさん、こんにちは。香川のマラソン行政書士の山岡です🎽

『マラソン行政書士の円満相続大作戦』へようこそ😊

このブログでは円満相続のためのヒントや情報をお伝えしています。

今回は、遺産の分け方ともめやすい相続のパターンについて解説します。

遺産の分け方

まずは、下記のようなお問い合わせから見ていきたいと思います。

『この度、父が遺言書を残して亡くなったのですが、内容を確認してみると財産の分け方としては、あまり最善とは言えず、親族一同、内容を少し変えることはできないのかと悩んでいます。父の生前の気持ちも尊重したいし・・・』

このように、せっかく遺言書があっても、遺言通りに遺産を分けると相続税が高くなってしまうなどの理由から、遺言に従わない遺産分割を希望される方もいらっしゃいます。

遺言書がある場合

遺産分割では、遺言書がある場合、遺言書の内容が最優先されますが、相続人全員の合意があれば、遺言内容に沿わない遺産分割をすることも可能です。

ただし、あくまで相続人全員の合意があってできることですので、一人でも遺言通りの遺産分割を望まれる方がいる場合は、遺言に沿った遺産分割をしなければなりません。

遺言書がない場合

遺言書がない場合は遺産分割協議による遺産分割が基本になります。

遺産分割協議とは相続人全員による遺産の分け方についての話し合いです。

話し合いですので、誰が何をいくらもらうのかについては自由に決めることができます。

「法定相続分」という言葉をご存知の方もいらっしゃると思いますが、法定相続分は民法で定められた遺産の分け方の目安で、どのような場合もこれに従って分けなければいけないというものではありません。

そして、相続人どうしの話し合いがまとまらない場合に利用するのが、家庭裁判所での「調停」や「審判」手続きになります。

調停も「話し合い」ですので、法的判断を仰ぐものではありませんが、これまで相続人だけで行われてきた遺産分割協議に第三者が入って調整を図ることになります。

審判になると、裁判官によって法的判断がされることになります。これまで長い間にわたってもめてきた遺産分割協議に終止符を打てる点では良いのですが、裁判官による判断に自分の意向を反映させることは難しくなります。

もめやすい相続のパターン

では、次にどのような相続のときにもめやすくなるのか、3パターンについて見ていきたいと思います。

2次相続があるとき

1番めは2次相続があるときです。

上の図のような家族がいた場合、父が亡くなったときの相続を1次相続、次に母が亡くなったときの相続を2次相続と言います。

父が亡くなった1次相続では母と長男、長女が相続人になりますが、兄弟仲が悪かった場合、母親が仲介役となって遺産分割の話をまとめることができます。

しかし、次に母が亡くなったときの2次相続においては、仲の良くない兄弟のみが相続人になるため、話し合いがなかなか前に進まないことがあります。

認知症が絡むとき

2番めは認知症が絡むときです。

父親が亡くなった後に母親が認知症になったとします。

そして、亡くなるまで長女が母親の介護や身の回りの世話をし、その費用については母親の預貯金口座から引き出していたような場合にトラブルが生じることがあります。

母の死後に長男が預金通帳を確認して、「どうしてこんなに財産が少ないのか、私には内緒で使い込んでいたのではないのか」と疑われることがあるからです。

このようなトラブルを避けるためには、帳簿をきちんと付けて管理する必要があります。

お金で分けられない場合

3番めはお金できちんと分けられない場合です。

相続でトラブルになるケースを遺産額から見た場合、遺産が5000万円前後の方が亡くなった場合が最も多くなっています。

上記図左のように遺産に現金・預金が4000万円と不動産が4000万円あるような場合は、きちんと分割することが容易で、あまりもめることはありません。

一方、図右のように不動産が4000万円あるのに対して、現金・預金が1000万円しかない遺産内容がアンバランスな場合は平等に分割することが難しく、トラブルにつながりやすくなります。

以上、今回は遺産の分け方ともめやすい相続のパターンについて解説しました。

どのようなパターンの相続でトラブルが発生しやすいのかを前もって知り、生前にしっかりとした対策を行うことが円満な相続とするためのポイントになります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇‍♀️

■香川の相続・遺言のご相談・お問い合わせはこちら
三豊・観音寺・丸亀、香川県内のご依頼を承ります。
初回相談60分は無料です。

■山岡正士行政書士事務所
〒769-0402
香川県三豊市財田町財田中2592

■お気軽にお問い合わせください。
📞0875-82-6013
営業時間 9:00~19:00
休日:日曜、祝日

ホームページはこちらです↓↓
https://mayamaoka-gyousei.com

Twitterはこちらです↓↓
https://mobile.twitter.com/qfpqofi3nbkswvm

facebookはこちらです↓↓
https://www.facebook.com/profile.php?id=100011441379458

youtubeはこちらです↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCBB5AJ6e9VNL_VyDw9sUL-Q