7月になると、お盆の帰省を予定される方も多いのではないでしょうか。
久しぶりに家族が集まるお盆は、実は相続について話し合う絶好の機会でもあります。
しかし、「まだ元気だから」「縁起でもない」と話題を避けてしまい、いざ相続が始まってから困るケースを私は数多く見てきました。
相続は、亡くなってから考えるものではありません。
元気なうちに少しだけ話をしておくだけで、将来の手続きや家族間のトラブルを大きく減らすことができます。
今回は、お盆に帰省した際に確認しておきたい5つのポイントをご紹介します。
Contents
① 財産がどこにあるのか
最初に確認したいのは、財産の所在です。
預貯金、不動産、有価証券、保険、借入金など、何がどこにあるのかを家族が全く知らないケースは珍しくありません。
特に最近はインターネット銀行やネット証券を利用している方も増えています。
家族が存在すら知らなければ、相続手続きに長い時間がかかることもあります。
通帳や権利証、保険証券などの保管場所だけでも共有しておくことをおすすめします。
② 遺言書はあるのか
遺言書があるかどうかは非常に重要です。
「書いてある」と聞いていても、保管場所が分からなければ意味がありません。
自筆証書遺言なのか、公正証書遺言なのか、法務局の自筆証書遺言書保管制度を利用しているのかも確認しておきましょう。
もしまだ遺言書がない場合は、お盆をきっかけに作成について話し合ってみるのもよいでしょう。
③ 不動産を誰が引き継ぐのか
相続で最も揉めやすい財産は不動産です。
「長男が住むと思っていた。」
「売却するものだと思っていた。」
兄弟それぞれが違う認識を持っていることは珍しくありません。
自宅、実家、農地、山林など、誰が引き継ぐことを考えているのか、親の考えを聞いておくだけでも大きな意味があります。
④ エンディングノートを書いているか
エンディングノートには法的効力はありません。
しかし、家族へのメッセージや財産一覧、葬儀の希望、連絡先などを書き残すことができます。
行政書士として相続手続きをしていると、「これを聞いておけばよかった」という場面が少なくありません。
エンディングノートは、そのような後悔を減らしてくれる大切なツールです。
⑤ 困ったときに相談する専門家がいるか
相続は戸籍収集、不動産、税金、年金など、多くの手続きが関係します。
「その時になって探せばいい。」
そう考えている方も多いのですが、突然の出来事の中で専門家を探すのは想像以上に大変です。
元気なうちから相談できる行政書士がいれば、いざという時も安心して手続きを進めることができます。
相続で一番多い後悔とは
これまで多くの相続相談を受けてきましたが、一番多く聞く言葉があります。
「もっと早く話をしておけばよかった。」
これです。
相続で問題になるのは、お金だけではありません。
家族同士の思い違いや、「聞きにくかった」という遠慮が原因となることも多いのです。
だからこそ、お盆のように家族が集まる機会は、とても貴重です。
重たい雰囲気で話す必要はありません。
「もしもの時はどう考えているの?」
そんな一言から始めるだけでも十分です。
まとめ
お盆は、ご先祖様に感謝する大切な時期です。
そして同時に、次の世代へ想いをつなぐ時間でもあります。
今回ご紹介した5つのポイントは、どれも難しいことではありません。
・財産の所在を確認する
・遺言書の有無を確認する
・不動産の承継について聞いてみる
・エンディングノートを勧めてみる
・相談できる専門家を決めておく
これらを家族で共有しておくだけで、将来の相続は大きく変わります。
当事務所では、香川県三豊市を中心に相続手続き、遺言書作成、生前対策のご相談を承っています。
「まだ相続ではないけれど、一度話だけ聞いてみたい。」
そのような方もお気軽にご相談ください。
早めの準備が、ご家族の安心につながります。
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