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他金融機関口座への送金指定が可能になり、防犯面も大きく改善
相続手続きを進める中で、多くの方が利用している金融機関の一つが、ゆうちょ銀行です。
特に地方では、「親が郵便局をよく利用していた」「年金の受取口座がゆうちょ銀行だった」というケースも多く、相続財産の中にゆうちょ銀行の預貯金が含まれていることは珍しくありません。
しかし、これまでのゆうちょ銀行の相続手続きには、少し不便な点がありました。
それは、相続人本人がゆうちょ銀行口座を持っていない場合、解約した預貯金を他の金融機関口座へ直接送金できなかったことです。
今回は、その不便さが改善され、相続人の負担が大きく軽減されるようになった新しい取扱いについて、分かりやすく解説します。
これまでのゆうちょ銀行の相続手続き
これまでは、ゆうちょ銀行の相続手続きを行い、預貯金を解約した場合、原則として次のどちらかの方法で受け取る必要がありました。
① 相続人名義のゆうちょ銀行口座へ入金
もっとも一般的なのは、相続人自身が持っているゆうちょ銀行口座へ入金する方法です。
ただし、相続人がゆうちょ銀行口座を持っていない場合には、この方法は利用できません。
② 払渡証書を受け取り、窓口で現金化
ゆうちょ銀行口座を持っていない場合には、「払渡証書(はらいわたししょうしょ)」という書類が発行されます。
相続人は、その払渡証書を郵便局窓口へ持参し、現金を受け取る必要がありました。
その後、自身が利用している銀行や信用金庫などの口座へ、改めて入金する流れになります。
実は大きかった「現金受取り」のリスク
一見すると、それほど大きな問題ではないように感じるかもしれません。
しかし、実務上はかなり大変でした。
例えば、相続財産が数百万円あるケースでは、郵便局窓口で高額の現金を受け取ることになります。
その現金を持ち歩き、別の金融機関へ移動して入金する必要があるため、
- 紛失リスク
- 盗難リスク
- 防犯上の不安
- 精神的負担
などがありました。
特に高齢の相続人の場合、
「大金を持って移動するのが怖い」
「家に現金を置いておくのが不安」
「別の銀行へ行くのが大変」
という声も少なくありませんでした。
また、地方では金融機関同士の距離が離れていることもあり、移動だけでも大きな負担になるケースがあります。
新しい取扱いで大きく改善!
今回の変更により、相続書類提出時に、解約した預貯金の入金先として、他金融機関の口座を指定できるようになりました。
つまり、
- 地方銀行
- 信用金庫
- JAバンク
- ネット銀行
など、相続人自身が利用している金融機関口座へ、直接送金してもらえるようになったのです。
これは実務上、非常に大きな改善です。
具体的に何が便利になったのか
① 高額現金を持ち歩かなくてよい
最大のメリットは、やはり防犯面です。
現金を受け取って移動する必要がなくなるため、
- 盗難
- 紛失
- 落とし物
- 詐欺被害
などのリスクを大きく減らすことができます。
特に高齢者にとっては安心感が大きいでしょう。
② 金融機関を何度も回らなくてよい
これまでは、
- 郵便局へ行く
- 現金を受け取る
- 他銀行へ行く
- 入金する
という流れでした。
しかし、今後は指定口座へ直接送金されるため、手間がかなり減ります。
相続手続きは、戸籍収集や不動産名義変更など、ただでさえ多くの作業があります。
その中で、「金融機関を何度も回らなくてよい」というだけでも、精神的負担はかなり軽減されます。
③ 家族間のトラブル予防にもつながる
意外と見落とされがちですが、現金受取りは家族間トラブルの原因になることもあります。
例えば、
「ちゃんと入金したの?」
「現金を一時的に預かっていた」
「いくら受け取ったの?」
など、お金の動きが見えにくくなる場合があります。
しかし、直接送金であれば、通帳記録にも残るため、透明性が高くなります。
これは相続実務上、とても重要です。
相続手続きは“安全性”も重要
相続手続きというと、
- 戸籍収集
- 遺産分割協議書
- 名義変更
などの「書類作成」に意識が向きがちです。
しかし実際には、
「どう安全に財産を引き継ぐか」
も非常に重要です。
特に最近は、
- 特殊詐欺
- 窃盗
- 高齢者を狙った犯罪
なども増えており、「高額現金を持ち歩かない」というのは、今後ますます大切になってくるでしょう。
今回のゆうちょ銀行の取扱い変更は、単なる利便性向上だけではなく、時代に合わせた安全対策とも言えるかもしれません。
相続手続きは早めの準備が大切です
ゆうちょ銀行に限らず、相続手続きは金融機関ごとに必要書類や取扱いが異なります。
また、
- 相続人が多い
- 遠方に住んでいる
- 不動産がある
- 遺言書がある
- 認知症リスクがある
などの場合には、さらに手続きが複雑になることもあります。
「何から始めればよいか分からない」
「平日に金融機関へ行く時間がない」
「戸籍収集が大変」
という方も多くいらっしゃいます。
相続は、事前準備をしているかどうかで、負担が大きく変わります。
まとめ
今回のゆうちょ銀行の取扱い変更により、相続手続きは大きく便利になりました。
これまでのように、
- 払渡証書を受け取る
- 現金を持ち歩く
- 他銀行へ入金する
という負担が軽減され、より安全でスムーズな相続手続きが可能になります。
特に、
- 高齢の相続人
- 高額な預貯金があるケース
- ゆうちょ銀行口座を持っていない相続人
にとっては、大きなメリットと言えるでしょう。
相続手続きは、制度変更によって取扱いが変わることもあります。
最新情報を確認しながら、早めに準備を進めていくことが大切です。
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